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おだしくらぶ通信 2012年 9月号

「塩分2g定食」の思い

当社の生い立ち―――


1951年、昭和26年10月1日に、前川商店という称号で弊社は創業致しました。
削りぶし機械1台からのスタートでした。削りぶし原料は不足しており、
配給制のような社会情勢でした。
削ったものは、ほとんどが飛ぶように売れて行きました。
需要と供給のバランスがまだまだ取れていない、売り手の市場ともいえる環境でした。
このような時に、業務用を中心として定期訪問による販売体制を作り、
削りぶしとその関連品の販売で、商売を続けていました。

「つゆ」との出会い―――


あるドライブインの原料商品棚に削りぶしを納めている時に、他社のつゆ商品を発見しました。
原材料名には、しょうゆ、風味原料(かつおぶし・こんぶ)・・・と記入されていました。
その文字を見た途端、とっさに危機を感じました。
このような商品が出回ると、削りぶしや昆布は、要らなくなってしまうのではないか・・・。
そう感じた時点から、毎日毎日、つゆの試作を開始しました。
最初は11倍のうどんだしへのチャレンジでした。その次には、そばつゆの試作を行いました。

「無添加白だし」の人気―――


醤油を入れずに、かつおだしとこんぶだしをベースとした白だしの人気が高まりました。
当初は、醤油会社の白醤油に化学調味料を添加したものが売られていましたが、最近は、
全く醤油や化学調味料を添加しない
「無添加白だし」が注目されて人気となっています。
また、紙パックに入っている白だしは、日光による変色や風味の劣化が少ないので、
ガラス瓶から紙パックの白だしに変更する人が増えています。

食塩無添加「白だし」の期待―――


従来は、醤油にしろ、白だしにしろ、塩分は10%以上のものが普通ですが、
弊社独自の煮釜だし製法で作った白だしは、
濃度が自由に高めることが可能であり、20%のものを40%にすることに成功しました。
これは、食塩を無添加でも、数%の塩分で保存が可能となっています。
これは、小さじ1杯当り、食塩分が約0.2gと、5訂食品成分表に表示されている食塩分と
ほぼ同じ値になり、減塩を目指される方々には、最適な商品となっています。

「塩分2g定食」への思い―――


だしパックや食塩無添加白だしを利用して、おいしい減塩食ができればいいな、との思いで、
塩分2g定食を普及させる活動を開始しました。
地元局のキッスFM放送では、毎週水曜日の朝8時半には、
エブリデイヘルシーという番組を提供させて頂いています。
毎週、塩分2g定食のご提案をしています。
また、地元の兵庫県立大で、4月、7月と減塩クッキング教室を開催し、
満員となり人気の企画となっています。
次回は10月16日火曜日に予定しています。
このような「塩分2g定食」には次のような特長があります。

@おだしを効かせて、おいしい定食である。
A塩分摂取量の目標は、1日6gである。
B減塩と同時にカロリーもコントロールする。
C良質のたんぱく質を摂取すること。
D塩分の高い食品は控えている。
E食塩は、精製塩より天然塩を使用する。
Fスパイスや香辛料で味にパンチを付ける。
Gあんかけやたれ焼きで舌に味を残す。
H酢の酸味や種実のコクでうま味を付ける。
I調味料は、白だしやだしパックで管理する。
Jカリウムの多い植物材料を使用する。
K好みの1品を加え、ストレスを軽くする。
L家庭用はもちろん、業務用の事業所にも普及させる。

以上の仕組みが功を奏し、いつの日か、皆様の健康的な食生活にお役に立つことができれば、
この上ない企業冥利であり、心より、感謝申し上げます。



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